どうも、ひろ★ろん(@sxm_inc_hiro)です。
最近DMやツイッターで聞かれるのが「フリーで使えるプラグインは無いですか?」という質問です。
確かにプラグインは安くなっているものの、ミックス初心者がいきなり製品プラグインを使うのはハードルが高いかもしれません。
そんな方の為に、無料で使えるプラグインを色々探してみました!
コンプレッサー
Molot
こちらは僕も初期にかなりお世話になりました。
ロシア産コンプレッサー「Molot」です。デザインも何だかロシアっぽい!
ツマミとかがちょいちょいロシア語で分かり辛いな~と感じていたら右下の「EN」ボタンで英語にもできました。
こちらのコンプなかなか優秀で、掛かり具合がとても分かりやすく初心者でも「お、ちゃんと潰してくれてるな」と感じるレベル。
そしていくら潰しても汚くなり辛いのでボーカルコンプに適してると思われます。
ツマミが少し多めなので最初は難しいかも知れませんが、慣れれば細かくコンプ設定できるようになります。練習用にももってこいですね。
DL
[blogcard url=https://vladgsound.wordpress.com/plugins/molot/]
Rough Rider
こちらも初期にかなりお世話になりました。
ヴィンテージスタイルのコンプレッサーRough Rider。
温かみのあるヴィンテージサウンドを得られます。
先ほどのMolotと打って変わってかなりきつくコンプレッションされるのでドラムやベースなんかにも使えます。
ボーカルの場合、少し汚しめにしたい場合に使えるんじゃないでしょうか。
DL
[blogcard url=https://www.audiodamage.com/pages/free-downloads]
Red Amption
真っ赤なGUIがイカしたコンプレッサーRed Amption。
分かりやすいツマミ配置とメーター付きなのでどの位コンプレッションしてるか分かりやすいですね。
更にサーチュレーション(微量の歪み)も4パターンから選べる上にM/S処理まで出来ちゃいます。
DL
[blogcard url=http://www.vst4free.com/free_vst.php?plugin=RedAmption&id=1024]
TDR Feedback Compressor II
サイドチェイン用ハイパスフィルター、あと源音をどれくらい混ぜるか設定できるDRY MIXも付いてるのでかなり便利ですね。
細かく追い込めるうえに、オールマイティに使えてかなり優秀なコンプレッサーだと思います。
DL
[blogcard url=http://www.tokyodawn.net/tdr-feedback-compressor-2/]
Slate Digital Monster
以前記事でも紹介したSlate Digitalの「Monster」
Monsterと言うくらいなのでかなり力強くコンプレッションされます。
詳しくはこちらから!
EQ
ColourEQ
シンプルなGUIの6bandのEQ。
[Type]からシェルビングモードを選べます。一番左はローカット、右はハイカットを選択可能。
特に難しい機能は付いてないのでとっつき易いEQです。
DL
[blogcard url=http://ddmf.eu/freeware/]
Classic Equalizer
IK Multimediaのフリー6バンドEQです。有償製品プラグインを取り扱ってるだけあってクオリティは高め。
MS処理も可能な高機能EQです。GUIも見易く、音域のグラフも付いてるので視覚的にも操作しやすいですね。
DL
[blogcard url=http://www.ikmultimedia.com/jp/products/trclasseq/]
SPL FREE RANGER
こちらも有償製品を取り扱ってるplugin-allianceのフリーEQ。
製品版「SPL イコライザー」の機能制限版なので4バンドまでしか使えません。 (40Hz, 150Hz, 1.8kHz & 16kHz)
実際のSPLイコライザーは8バンドまで使用可能なので、気に入った方は購入してみてもいいかも。
DL
[blogcard url=https://www.plugin-alliance.com/en/products/spl_free_ranger.html]
TDR Nova
市販版以上のクオリティでフリープラグインを配布している?とまで言われているドイツデベロッパー「Tokyo Dawn Labs」の4バンドEQ。
GUIからしてかなりテンションがあがるデザインしてますね。ディスプレイ部分のタッチ操作もでき、更にフリーなのにアナライザー付きなのにはビックリ。
そして各バンドにコンプセッティングが可能。マルチバンドコンプ的な使い方もできます。すごすぎる。
製品版(50$)は6バンド使用可能。
DL
[blogcard url=http://www.tokyodawn.net/tdr-nova/]
リバーブ
ANWIDASoft DX Reverb Light
特に難しい機能は付いてないのでサクっとリバーブかけたい!って時にオススメ。
プリセットも豊富なので初心者の方はこれでいいかも。
DL
[blogcard url=http://www.anwida.com/product.asp?pid=7]
Ambience
フリーなのにかなり細かく追い込めます。掛かり具合もだいぶ深めに掛けれるので色んな楽器に対応できそう。
リバーブ音にもEQ設定可能。こちらもプリセットが豊富です。
DL
[blogcard url=http://www.smartelectronix.com/~magnus/]
GLACEVERB
こちらもプリセットが豊富なリバーブプラグイン。
細かい設定もできますが、[SIZE]のツマミで全体の深さを調節できます。コレだけでもオケに馴染ませれるので初心者の方にもおすすめ。
DL
[blogcard url=http://web.archive.org/web/20071025055925/www.dasample.com/index.php?show=glaceverb]
ディレイ
REFLEX free
ボーカルをオケに馴染ませたり、エコー的な使い方もできます。
Decayで反響数、Sizeでディレイ時間設定、Dampでハイとローの強さを設定可能。
DL
[blogcard url=https://www.stw-audio.com/products/reflex-free/]
コーラス
Blue Cat’s Chorus
ボーカルのダブリング、自然な広がりを出したり、神秘的な雰囲気を演出できるプラグイン。
Depthで揺れの深さ、Rateで揺れの速さ、Spreadで広がり具合を設定できます。
DL
[blogcard url=http://www.bluecataudio.com/Products/Product_Chorus/]
また、ダブリングについてはこちらの記事もお読み下さい。
https://hiroronsxm.net/2016/09/21/post-689/
その他FX
ケロケロボイス、ピッチ修正「KeroVee」
名前の通り「ケロケロボイス」を作れるフリープラグイン。最近のアップデートでピッチ修正機能も強化されたそうです。
フォルマント値を変えることで男性声、女性声に変換もできます。
更に出力が2系統あるのでコーラス効果も得られます。
DL
[blogcard url=http://www.g200kg.com/jp/software/kerovee.html]
ラジオボイス、フィルター歪み系プラグイン「izotope Vinyl」
ボーカルを歪ませたりラジオボイスに出来るノイズフィルタープラグイン「Vinyl」
安心のiZotope製品なので、フリーなのにかなりのクオリティです。
ノイズやターンテーブルのような擦れ具合など、細かい設定ができます。
参考動画を見たほうが解りやすいかも。
DL
[blogcard url=https://www.izotope.com/en/products/create-and-design/vinyl.html]
マスタリングリミッター
W1 Limiter
プラグイン等でミックスが完了したら次は最終段階、音圧を上げて音量調節をする作業「マスタリング」です。
そんなマスタリングでも使用できるフリーのリミッターがこちら「W1 Limiter」です。
なんとこのW1 Limiterは、有名プラグインメーカーWAVESのリミッター「L1」のクローンなのだそうです。
設定も簡単で、Threrhold値を下げるだけで音圧が上がって行き、音量が上がっていきます。
何か参考になる音源を用意しておき、その音源と同じくらいの音量になるくらいに設定しましょう。
まとめ
フリーでも数々のプラグインが存在し、製品版のように扱えるモノも多数あります。
先ずはフリープラグインを体感し、使い慣れてきたら製品版に手を出してみるのもありだと思います。
他にも使えそうなフリープラグインがあれば随時更新していきますので是非確認してみて下さい。
有償版でもお安く購入する方法もあるので気になった方は読んでみては。