どうも、ひろ★ろん(@sxm_inc_hiro)です。
PreSonusから発売されているDAW、「Studio One 3」には無料版のビギナー向けStudio One 3 Primeというバージョンが存在します。
こちらのStudio One 3 Primeは機能制限があるのですが、中身はほぼ製品版と変わりません。
そんなフリーDAW、Studio One 3 Primeはどのくらいスゴイのか紹介したいと思います!
Studio One 3 Primeの基本機能
ざっくり、Studio One 3 Primeの機能概要がこちら。
・1.5GBもの音源が収録された「Presence XTサンプラー」が使用可。
・300種類以上のループ音源を収録。
・DAW自体は90MBしかないので凄く軽い。
・トラック数は無制限。
・何度も言うが無料!
逆に注意して欲しい点もあります。
・MP3書き出しは出来ない。
・リミッタープラグインが収録されていないのでマスタリングは難しい。
こんな感じでしょうか。しかしはっきり言って曲制作、ミックス、ボーカル録音も問題なく出来ます!
ダウンロード方法
- 1)My PreSonusアカウントを持っていない方はMy PreSonusにて「Create My PreSonus Account」をクリックします。
※アカウントを持っている方はログインして(4)へ進んでください。 - 2)登録情報を入力する画面が表示されます。名前、メールアドレス、パスワード(半角英数字8文字以上)等必要事項を入力し「Create My PreSonus Account」をクリックします。
- 3)@presonus.comから登録確認メールが送信されます。メール内のリンクをクリックすればアカウントの作成は完了です。
- 4)PreSonus Shopにて「Add To Cart」をクリックしてPrimeをカートに入れます。もちろん0円です!
これだけ!
あとは起動時に登録したアカウントとパスワードを入力すればアクティベーションされ、付属コンテンツをダウンロード可能です!
とってもカンタン!
使用可能プラグインを紹介
※収録されている「Input Filter」は特に使用利点が無いため紹介していません。
テンポ同期ディレイ「Beat Delay」
テンポ同期可能なディレイ。[Beats]反響タイミング、[Width]で左右への広がり、更にディレイ音のLow Cut、High Cutも出来ます。
ボーカルをオケに馴染ませたり、更には左右に音を振り飛び道具的な使い方も可能。
3ボイス・コーラス「Chorus」
シンプルなコーラスプラグイン。プリセットが豊富なので迷ったらガンガンプリセット使っていきましょう。
[Mode]で音をダブらせる事もできるので、ボーカルをもっと強調させたい時などにも使用できます。
ギターのクリーントーンに使用すれば神秘的な雰囲気にできたり。
マルチステージ・オールパス・フィルター「Phaser」
ボーカルに一枚フィルターを掛けた音に出来ます。使い方によってはスペーシーなパッドのような効果も得られるプラグイン。
曲の雰囲気に合わせて味付け程度に使用しても面白いかもです。
フランジャー、テンポ同期可能「Flanger」
Phaserが「シュワシュワ」音だとしたらFlangerは「グニャングニャン」音。(わかり辛い?)
深めにかければトレモロ的な使い方もできます。
こちらも飛び道具的なプラグインです。
ベーシックなリバーブ「MixVerb」
超シンプルなリバーブ。「Pre」で反響させるタイミング、「Size」で反響音の大きさ、「Damp」で反響音が始まる部分の強さを設定できます。
ボーカルや楽器を馴染ませる時や、音を遠くに広げたい時に使用しましょう。
ディレイもそうですが、使用する際は「インサート」では無く「センド」に入れましょう。
こうする事によってリバーブの掛かり具合を大まかに調節できるので便利です。
コンプレッサ―/エキスパンダー/イコライザー「Channel Strip」
Studio One Primeはコンプレッサー、EQが単体収録されてないのでこちらを使用しましょう。
EQも3バンド(Low Cut付き)でとってもシンプル。[Adapt Q]でEQ幅を細くしたりできます。
細かい設定はあまりできませんが、このざっくりさが意外と使い易かったりします。
アナログ・ディストーション・エミュレーター「RedlightDist」
見た目はオシャレですがかなりドぎつく歪みます。
単純に歪ませるだけでなく、ボーカルや楽器を篭らせてフィルター掛かった感じにもできます。
1.53GBもの大容量フル機能サンプラー「Presence XT」
ピアノ、ベース、パーカッション、ストリングス、オルガン、シンセサイザー…などなど、必要な音源を瞬時に呼び出せます。
音色プリセットもだいぶ豊富なのでどんなジャンルにも対応できますね。
曲作りメインで使用したい方はこれさえあれば問題ないかと思われます。
参考動画
ギター・アンプ・モデラー「Ampire XT(basic)」
ギター用プラグイン。2chあるのでクランチ、クリーンなど音色を使い分けることができます。
こちらもギター用ですが他の楽器に使用すればフィルター的な使い方も可能です。
参考動画を見てもらえば分かると思いますが、音がなかなか良い。
参考動画
まとめ
「どうせ無料だから大したこと無い」と思っている方もいると思いますが、全然そんなことありません。
作曲、ミックス、編集などでも充分なツールとして発揮するDAWだと言い切れます。
「DTMをとりあえずやってみたい」「歌の編集を自分でやってみたい」という方の入門版としても絶対的にオススメします!是非ダウンロードしてみて下さい。
【おまけ】逆に他のバージョンはどこまで使えるのか
Studio One 3 Artist
中位版に位置する「Studio One 3 Artist」をPrime版と比較。
売り上げランキング: 6,089
・ピッチ補正ソフト[Melodyne 4]の体験版使用可能。
・無料版で収録されてない[Limiter]が収録され、マスタリング可能。
・サードプラグイン(他メーカーのプラグイン)をアドオン購入で使用可能(約¥10,000)
・MP3書き出しもアドオン購入で可能(約¥1,200)
・シンセサイザー[Mai Tai][Mojito]、ドラムサンプラー[Impact]等が使用可能。
Studio One 3 Professional
最上位版「Studio One 3 Professional」はどこまで使える?
売り上げランキング: 12,716
・ピッチ補正ソフト「Melodyne 4 Essential」使用可能。
・無料版で収録されてない「Limiter」が収録され、更にマスタリングプロジェクト編集可能。←オススメ
・サードプラグイン(他メーカーのプラグイン)を使用可能。
・MP3書き出し可能。
・シンセサイザー[Mai Tai][Mojito]、ドラムサンプラー[Impact]等が使用可能。
・1.5GBだったPresence XTライブラリが14GB収録。
超ざっくりですがこんな感じです。
はっきり言うとArtist版を買うなら最上位の「Professional」版を買った方がいいですね!
Artist版はサードパーティプラグインを使うのに1万円、Melodyneも体験版しか使用できません。
更に「Professional」版はマスタリング用プロジェクトが使用でき、これがかなり便利なので皆さん、ちょっと高めですが「Professional」版買いましょうw
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