iZotope Neutronから始まり、現在も数々の自己分析プラグインが発売されています。
中でも最近セール中のSONIBLE「frei:raum」は正に「チート」と呼べるプラグインである事をデモ版を使用してみてわかりました。
なぜ「スマート」と名づけられたかも使用すれば分かると思います。
3つのチート機能
Smart
先ずはSmart機能。星型の魔法のステッキの様なアイコンをクリックすると機能します。
3バンドの各ステッキボタンを押し、RECボタン(smart leaming)を押すと解析開始。
学習機能を用いて無駄な帯域排除し最適化してくれます。
あとはどれだけブースト、カットするかは手動で。
これだけで「気持ちいい音域」だけを残してくれます。
Proximity
お次は真ん中の定規の様なアイコンをクリック。
残響音、部屋鳴りが気になる音源に効果が発揮されます。
原音と残響部分を分離してくれるので録り段階で失敗してしまったデータもこの機能を使えば解決してくれます。
上に持ち上げればDRY(原音)、下はWET(残響音)を調整可能。
entropy
最後は一番下の六芒星の様なマークをクリック。
『素材の高調波成分と非高調波成分を分離し、それぞれを処理することが可能』
との事です。(難しい)
アコースティック楽器などの調波成分を分析し、出したい周波域を調整できる様です。
デメリット:すごく重い
コレだけの機能を持ち合わせてるせいかCPU負担がハンパないです。
他のプラグインの倍以上の負担です。
あまりたくさん挿せないので、重要なトラックのみ挿すかバウンスして書き出してしまう事をオススメします。
僕も実際使ったら前よりCPU負担は和らいでました。
さいごに
僕の解釈ですが、最初に言った「スマート」とは『作業短縮化』の事かなと考えました。
この「frei:raum」は作業効率を一気にアップできる素晴らしいプラグインなのは間違いないです。
2017年は izotope 『neutron2』『OZONE8』、IK Multimedia『T-Racks 5』など
「人工知能」「学習機能」と呼ばれる、プラグイン革命期だったと言えるのではないでしょうか。
来年はまたどんな充実したプラグインが発売されるか今から楽しみですね。
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