【無駄なライブはやめろ!】バンドをビジネス化させる5つのポイント【バンド経営】

音楽ビジネス








バンド活動をするにあたって何が必要だろう。
 
プロ並みの腕前ミュージシャン?活動資金?誰が聴いてもいいと思える神曲?
確かに上記の内容は必要なモノかもしれない 
 
しかしどんなバンドも技術や資金、集客を得る前に活動基盤がしっかりしていないと成り立たない。
 
現在バンドをやっているあなたは、ただライブスケジュールをこなすだけのバンドになっていないだろうか?
 
そうならない為に、バンドをもっとビジネスライクに活動する為の5つのポイントを考えてみた。
 
 



 
 
 

1.好きなアーティスト、憧れを取っ払え

何を隠そう僕自身音楽の目覚めは小学生時代、L’Arc〜en〜Cielの曲を聴いてからだ。
ギターを始めたきっかけも彼らのお陰である。
 
誰しも音楽の始まりは誰かの影響や憧れからスタートすると思う。
 
しかし一度憧れはリセットしよう。何故なら今から始めるバンドにその憧れは必要かと言われると、正直必要ない。
 
これから自分たちが作り出すオリジナルこそが必要なのだから。
 
 

2.『バンド』という会社を起業。メンバー(社員)探しは慎重に

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本当に起業しろという訳ではない。
 
ただバンド運営するにあたってスケジュール管理、楽曲制作、収益管理、広告…などなどやっている事は企業と何一つ変わらないという事にお気づきだろうか?
 
つまりバンドメンバーはただ楽器を演奏するだけの人間ではない、立派な社員なのだ。
 
 
バンドを始動させる前に先ずはしっかりと経営理念、志のあるメンバー(社員)を探す旅を始めよう。
今後バンドを続けるのに重要なパートナーになるのだから。
 

3.スケジュールをこなすだけのマンネリ化した無駄なライブは抹消しろ!

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バンド活動を続けているとライブがマンネリ化し、ただスケジュールを消化するだけの活動になりがちである。
 
はっきり言うと『無駄』である。 
メンバーのマンネリ状態は客にも伝わってしまう。 
 
ライブ、リリースにも必ず『仕掛け』を作ろう。
仕掛けとはマンネリ化を解消する飛び道具的なイベントである。
 
お客も「え?なにそれ?!」とあっと思わせるような企画でもいい。メンバーのモチベーション維持にも繋がれば尚更いいだろう。
 

4.2年先の自分たちを逆算しスケジュールを立てる

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2年後バンドはどうなっているだろう。
メジャーデビュー?武道館?事務所所属?
 
どんな大きな夢でも構わない。2年後その姿になるには何が必要か、2年間でどうステップを踏めばいいか、
リリースやライブ、イベント、ワンマンライブ、緻密なスケジュールを活動前に必ず考えよう。
そうする事により活動に必要な資金などが明確に見えてくると思う。
 
 
行き当たりばったりの活動だけで成功するほどバンド業界は甘くは無い。 
 
 

5.ライブをやっていれば集客が伸びる時代は終わり、自らで集客しにいく時代

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ライブ活動だけで集客するにも限りがある。
ネット社会になった今、バンド情報、プロフィールを発信するにもすべてネットである。
「俺たちかっこいいライブやるんで来て下さい!」と言って来る客なんて先ず居ない。
 
「へ~じゃあライブ映像アップされてる?PVある?…無いじゃん」そんな未知のバンドのライブ見たいと思わないだろう。
 
活動内容やバンドを知ってもらうのに映像PVは必須だと考えた方がいい。PVは言わば名刺みたいなモノである。
 
名刺が無い謎の販売員の商品なんて買おうと思わない。
 
Youtubeから始まり、現在ではTwitter等でも映像を簡単に発信できる。
やり方はそれぞれだが、必ず集客に繋がる何かがネットには在るはずだろう。
 

最後に

 
僕も昔バンド活動をしていた頃はマンネリなライブ、行き当たりばったりの活動ばかりしてしまっていました。
 
一度バンドから離れたら分かる反省点もたくさんあるな~と気付かされる事ばかりです。
最近ではクラウドファンディングなど、リスナーから資金を投資してもらうなどの様々なサービスも増えてきました。 
 
ここ数年で確実にビジネススタイルは進化し、バンド活動もし易い環境になったのかと思います。

 
 
この記事が現在バンド活動で困っている方へのアドバイスになれたらいいなと思ってます。
 
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