作業用の椅子として約6年間ゲーミングチェアを使用してきましたが、そろそろ本格的なワークチェアが欲しくなり、思い切ってハーマンミラーのコズムチェアを購入しました。
・ゲーミングチェアの経年劣化。
・長時間作業の腰への負担、姿勢の矯正をしっかりしたい。
・シンプルに良い椅子、高級オフィスチェアに座ってみたい。
6年間使用しかなり経年劣化しアーム部分もボロボロ(ガムテープで穴を塞いだり)
なかなか気に入っていた椅子なのですが買い替えを決意しました。
過去に使用してた椅子↓
とりあえずお店へ
ワークチェアと言えばDTMerも御用達アーロンチェア、エルゴヒューマン、オカムラのコンテッサなどなど…調べたら山ほど出てくるのですが座ってみなきゃわからん…と思い立ってワークチェアをたくさん揃えている大塚家具へ向かいました。
お、ここが有名な大塚家具か。ちょっと入ってみるか
ガラガラ
すみませーん!!ここにある家具ぜんぶくださーい!!! pic.twitter.com/sZ4rzPGZXe
— ひろろん👾依頼〇 (@sxm_inc_hiro) September 20, 2024
・汗かきなので座面はメッシュ素材がいい。
・首が疲れ易いのでヘッドレストは欲しい。
・予算は10~20万ほどで。
・ギタリストなのでできればアーム跳ね上げタイプにしたい。
早速、まず目にしたのが今回購入したコズムチェア。近未来的なデザインと言いますか、とてもスタイリッシュ!
そして座った時の浮遊感、腰を包んでくれる安心感。なんだこれは!
その後アーロンチェアなど有名どころも試座したのですが、どれも良い、どれも素晴らしい!
しかし、最初に座ったコズムチェアが本当に自分の体格や身体にフィットしすぎていて、正直、他の椅子が霞んでしまうほどでした。
コズムチェアとは
ドイツ ベルリンのデザインチーム「Studio 7.5」が手掛けた「Cosm Chair(コズム チェア)」は、“重力を忘れる座り心地のチェア”を目指して開発されたワークチェアです。 驚くことに、コズムチェアには手動で調整できるのは座面の昇降のみ。人間工学に基づいて作られており、動きや姿勢に反応して、チェア自体がバランスを取りサポートしてくれます。
特長
- 12年保証
- 自動ハーモニックチルト
- 高さ1段階調節
- 通気性の良いシートと背もたれ
- カラー6種、背もたれが「ローバック」「ミドルバック」「ハイバック」の3種類。アームの種類も加えれば全部で54種類
(公式サイト引用)
ココにも書かれているのですがオートハーモニックチルトと言う、座る人の体重や姿勢に合わせて自動的にリクライニングが調整されるんですね。なんとこのコズムチェア、アーロンや他の椅子のようにリクライニングの固さや細部の調整要らずで高さの調整しか出来ないんです。
なので合う合わないはもしかしたら、その人の体系などに左右されるかも知れません。
実際に購入したスペック
背もたれが「ローバック」「ミドルバック」「ハイバック」の3種類。更に固定アーム、ハイトアジャスタブルアーム、リーフアームの3種類から選ぶことができます。
僕はヘッドレスト必須で欲しかったのでハイバックはすぐに決まったのですが、アーム部分は最終的にかなり悩みました。
多分公式が推してるであろうリーフアームは業界初だったり見た目も一番良さそうだったのですが、斜め固定なので作業によっては不便なのでは?と言う疑問とアーム部分もメッシュなので長時間使用で腕が擦れてしまわないか…など不安な点がいくつかあり、お店で何度も悩みハイトアジャスタブルアーム(上下調整可)にしました!
更に公式で詳細に書かれてないのですがリクライニングの固さも2種類あり、アジア版、北米版があるらしいです。国や地域に合わせて固さが違い、アジア版はすこし柔らか目みたいですね。お店にあったタイプが良かったので僕はアジア版にしました。
使用感
受注から到着まで
ハーマンミラー製品は基本的に受注生産らしく、注文してから3~6ヵ月掛かると聞いており、僕が注文した時も3ヶ月以上待ち!と表示され、届くのはだいぶ先だな…と気長に待つつもりでした。
が、なんと1か月後に「発送しました!」と連絡が入り思わず高揚する僕。
それから数日後にチャイムが鳴り、巨大な段ボールの中から出てきました。
わーい!きたーーー!
早速座ってみましたが、そうそうこの浮遊感と背中にフィットする感覚…!最高!
作業部屋に置いてみたけどやはりカラーはグラファイトにして正解でした。
一瞬、他のカラーも気になったのですが椅子だけ色が浮くのは嫌だったのでこのカラーにしました。
か、かっこいい…
作業で使用した感想
実際に作業で2ヵ月ほど使用した感想です。
まず、腰や下半身への負担が、以前使用していたゲーミングチェアと比べて格段に軽減されました。また、疲労感を感じにくくなり、集中力も以前より続くようになった気がします。
さらに息抜きの際には、少し後ろに体重をかけるだけでリクライニングが効き、ヘッドレストが頭を包み込んでくれるので「このまま寝てしまうのでは?」と思うほど快適です!
そして、これまで椅子の高さや座り方を間違えていたことに気づきました。
以前は机の下のラックに足を乗せる癖がありましたが、これがNGだったのです。
この姿勢では必然的に体重が後ろにかかり、意図せずリクライニングしてしまいます。
その対策として、椅子の高さを膝の角度が90度〜100度になるように調整し、つま先やかかとを浮かせずしっかり地面につけることを意識しました。
これだけで、疲れ方が全然違います!
椅子に座る上で当たり前のことかもしれませんが、それを教えてくれたのがコズムチェアでした。
※現段階ではまだ数か月の使用なので今後変化があるかも知れません。
ギターを弾く時もバッチリ
懸念していた、ギタリストあるあるの「アームレストが邪魔になる問題」。こちらも全く問題ありませんでした!
ハイトアジャスタブルアームは、アーム部分がコンパクトなので、ギターを弾く際にも全然気になりません。
身体をほんの少し前に出す必要はありますが、ギターレコーディング中でも全く気にならないレベルです。
デメリット
・ワークチェアの中でもそこそこ高い。定価は20~27万円
・自動ハーモニックチルトなので合う合わないがかなり分かれそう。
・ほぼ受注生産なので到着まで3か月以上かかる。
・発売して数年なのでまだレビューが全然無い。
と、僕は大大大満足なのですが、こんな感じでデメリットもあります。
色々と調べてみたのですがYouTubeでもコズムチェアのレビューはほとんど見つかりませんでした。
ハーマンミラーといえばアーロンチェアというイメージが強いですよね。アーロンチェアはユーザーそれぞれに合わせた細かなセッティングが可能なため人気があるのも納得です。
一方で、その存在感のせいかコズムチェアが少し影に隠れてしまっているのかもしれません。
また、オフィスチェア全体に共通して言えることは価格帯の高さですね。
ほぼ20万円以上となるので気軽に購入できる価格ではなく、かなりの決断が必要かもしれません。
しかしハーマンミラー製品は12年保証なので、その期間中に不具合が出てもパーツ交換なども行ってくれるそうです。その保証を買うと考えたら少しは安く感じるかも知れません。
※現段階ではまだ数か月の使用なので今後変化があるかも知れません。
さいごに
割と色んなところで書かれていますが、DTMは椅子に座り続ける作業になるので自然と不良姿勢や腰痛になりがちです。
長時間作業すればするほど、体への負担や疲労が蓄積していきます。
年齢なども影響しますが、早めに良い椅子を使うことをお勧めします!
もちろん決して安い買い物ではないので慎重に、自分に合った一生モノのワークチェアを見つけることが大切です。