せっかくボーカル録りをしたのに確認したら部屋鳴りがすごい!
って事ありませんか?
僕はMIXをしている時に「せっかくいい歌なのに部屋鳴りがあって勿体ないなあ」なんて事が多々あります。
『部屋鳴り』とは吸音処理してない部屋の壁に反射した声がそのままマイクに収録されてしまったエコー音、残響のことです。
部屋鳴りがあるとMIX時、オケに馴染み辛くリバーブでは誤魔化しきれない違和感が出る場合が多いです。
iZotope RXシリーズにも[De-reverb]という部屋鳴り補正をしてくれるプラグインが内蔵されてますが、個人的にはClarity Vxの方が綺麗に処理してくれるのと安価なので是非オススメしたいプラグインです。
ざっくり使い方
・NEURAL NETWORK…スピーチ、ボーカルなど素材に合わせてベストな調整を選択できるそうです。(歌の場合はSingingで良いと思われます)
・PRESENCE…補正で劣化してしまった高域の調整ができます。
・メインノブ…右に回すほど部屋鳴りが薄まります。
どのくらい除去できるのか
こちら、わりと残響が多めな素材を用意しました。
メインノブ0…何もしてない状態です。
メインノブ50%…わずかに残響が残ってます。
メインノブ100%…かなりスッキリして、そして補正感が全くない印象です。
プロ版もあります
Clarity Vx De-reverbにはプロ版のClarity Vx DeReverb Proというプラグインも存在します。
こちらはClarity Vx De-reverbよりもう少し細かく修正できるバージョンです。6バンドで除去する周波数をコントロールしたりできます。
簡易的に部屋鳴りを除去したい場合はClarity Vx De-reverbで充分だと個人的に思いました。
もし部屋鳴りでお困りの方は是非Clarity Vx De-reverbを試してみて下さい。