どうも、ひろ★ろん(@sxm_inc_hiro)です。
前々からDTMerの方々が「モニタースピーカーの音が一気に良くなる」「MIXの悩みが解消できる」と注目しているIK Multimedia ARC2.5という音場測定・補正ツール。
今回フォロワー様のブログを読んで思わず導入してみました。
[blogcard url=http://zunx2dtm.com/archives/23341322.html]
ARC2.5ってどんなモノ
部屋の大きさ、スピーカーの鳴り、反響などを測定してフラットな状態にモニターを改善してくれる超画期的なプラグインです。
どんなにいいモニタースピーカーを持っていても、自宅環境で鳴らした時にしっかりフラットに鳴ってくれているか?と言われたらそうとは限りません。
僕もミックス作業中にヘッドフォンで聴いた後にスピーカーで聴くと「んんん!?どっちが正しい音なんだ!?」と戸惑うことがしばしば…
んで、結局耳の疲労と時間を費やしてやっとミックス完成!という感じでした。
価格はお手ごろ
ARC2.5は定価だと3万円程なのですが、限定優待版というものが存在し、他社有償DAWを所有していれば2万円ほどで購入可能!
購入後にFAXで個人情報と有償DAWのプロダクトキーを送れば直ぐに使用可能になります。
他にもクロスグレード版があり、IKオンラインストアでの通常価格が99.99ユーロ以上の製品を所有していればこちらも同価格で購入可能です。
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実際に測定してみた
僕の部屋は大きさは6畳ワンルーム、モニタースピーカーはEVE SC205を使用。
一応スピーカーの裏には吸音材などを貼っていますが、部屋の構造的にローがまわる印象がありました。
ARC2.5にはこの細~いマイクが付属され、コレをマニュアル通りの位置にマイキングしていきます。
あ〜^ピョンピョン聞こえるんじゃあ(測定テスト中) pic.twitter.com/W04ZDNEVv3
— ひろ★ろん@依頼再開10月から価格改定 (@sxm_inc_hiro) 2017年9月7日
あー、すっごいピョンピョン鳴ってる。
この音をマイクが拾って鳴りを測定します。
計7箇所終われば測定完了!
オレンジの部分が元の音、白の部分が補正後の音です。
元の音のEQを見たとおりかなりグニャグニャしてますね。
やはりローがかなりあやふやだったご様子。20kあたりも急降下してますね…コレはヒドイ
フラット補正した音を聴いた印象
計測が終わったので、DAWのマスターにARCプラグインを挿して、先ほどセットアップしたプリセットを起動。
さっそく自分の曲や好きなアーティストの曲を聴いてみました。
最初の印象はと言うと
「なんか、迫力が全然ない…」
今までローがぶいぶい出ていて迫力があったモニターがなんだか寂しい。
これは失敗か…
調子乗って買っちゃったよアホ
と思いつつ、もう少し音量を上げ数曲聴いているうちに気づきました。
これは迫力が無くなったのではなく、今まで出すぎていた部分がちゃんと補正してくれている!と
ずっとこのスピーカー環境に慣れていたので気づかなかったけど、今まで霞んでいたロー部分がしっかり引き締まって聴こえます。
これは次回からのミックスはかなり期待できそうな予感…
さいごに
今回のARC2.5導入でかなり音周りが改善されました。
僕が使っているモニターSC205も本来の力をやっと発揮してくれた印象です。
ここまで簡単かつフラットに補正してくれるので、新しくモニターを新調しようと悩んでいる方は先ず一度ARCを導入してから考えてみてはいかがでしょうか。
もちろん音の改善方法は他にもたくさんあるので、ARCはあくまでその一つの方法と考えてもらえばいいと思います。
あと個人的に、時期アップデートがあれば是非スタンドアロン起動できるようにして欲しい。
フラットなまま音楽や映画を楽しめたら最高だなーと。
以上、IK Multimedia ARC2.5レビューでした。
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