Contents
軽い自己紹介
1. フリーランスとしての道を選んだ理由
音楽への執着が導いた選択
僕がフリーランスを選んだ理由は、10代から追い続けていた「バンドで売れたい」という夢の延長線上にあると思います。30代目前でその夢が崩れても、音楽を諦めることができず、コンビニの夜勤をしながら続ける日々を送っていました。
そんな中、この道を選んだのは「音楽を続けるにはこれしかない」と思ったからです。タイミングが良かったのか、それともただ執着した結果なのか、自分でもはっきりとは分かりません。
無謀だった初めの数年間
振り返ると、フリーランス生活の最初の数年間は本当に無知で無謀でした。税金や相場、書類の作り方やメールのマナーなど、全く分からない状態でしたし、会社経験もゼロでした。「とにかく音楽で稼ぎたい」という気持ちだけで突っ走っていました。それでも、その情熱が良い方向に働いたこともあったと思います。
2. フリーランス生活の良いところ
自由な働き方とライフスタイル
フリーランスの一番の魅力は、やっぱり「自由」ですね。自分の時間を自分でコントロールできるようになり、バイト時代のように寝る時間やスケジュールに縛られることが少なくなりました。自分のペースで働けるようになったのは、本当に大きな変化でした。
好きな仕事を選べるという魅力
仕事を選べるのもフリーランスの良いところです。ただ、「やりたい仕事だけ選べる」というわけではなく、収支バランスや精神的な負担を考えながら選ばなければいけません。この5年で分かったのは、収入と仕事量のバランスが崩れると心身に大きな影響を与えるということです。特にやりたくない仕事を安い金額で受けてしまうと、それを強く感じます。お金だけが目的ではありませんが、気持ちよく働くためには大事なポイントだと実感しています。
3. フリーランス5年目に感じた課題や壁
収入の安定化に向けた工夫と苦労
収入を安定させるには、日々手を動かし続けたり、クオリティを上げて価格を改定したりするしかありません。ただ、それを機械的に進められる人ばかりではないですよね。僕の場合、「この人のために協力したい」と思うと、金額に関係なく仕事を受けることもあります。初期の頃は特に価格設定が下手で安価な案件が多かったですが、情熱を持った人たちと関わることには価値を感じていました。これが自分の強みでもあり、弱みでもあると思っています。
健康管理と自己管理の難しさ
フリーランスを始めた頃は生活がめちゃくちゃでした。昼夜逆転や飲酒、無計画な時間の使い方…今振り返ると、目も当てられない生活でした。それでも2024年になってから、すべてを見直しました。年齢を重ねる中で健康管理の大切さに気づき、朝型の生活に切り替えたんです。朝起きて夜寝るという基本的なリズムを守るだけで、仕事の効率も格段に上がりました。
4. フリーランスを続けるためのコツ
定期的なスキルアップと学び
この5年で、社会情勢やテクノロジーの進化によって仕事の在り方が大きく変わりました。特にAIを活用したツールの登場は作業効率化に役立つ場面が増えています。最初は「時短はズルだ」と思っていたのですが、効率化ツールを使うことはむしろ必要なスキルだと考えるようになりました。固定概念に縛られず、変化に対応する柔軟さが大事だと感じています。
リフレッシュの取り方
フリーランスにとってリフレッシュのタイミングは難しいです。「この作業に飽きたから別の作業を始める」という形でも意外と気分転換になることがあります。一方で、予定していた休日が急な連絡や修正対応で潰れることも少なくありません。完全なオフを作るのは難しいですが、自分なりにバランスを取る工夫が必要だと感じています。
5. これからの目標と展望
理想の働き方と長期的なキャリアプラン
これからも音楽の仕事を続けたいですが、いつどうなるか分かりません。だからこそ健康を大切にしつつ、柔軟に対応できる体制を整えていきたいです。いずれ法人化や音楽業務の拡大も視野に入れています。
新たな挑戦への思い
実はもう一つ夢があります。それは小さな居酒屋やバーを開くことです。自分自身はお酒を辞めましたが、酔っ払ったり楽しく話したりしている人を見るのが好きなんです。そんな場所を自分で作れたら面白いなと思っています。もし突然「バーを開業します」と告知したら、ぜひ遊びに来てくださいね。
6. まとめ:フリーランスを目指す人へのメッセージ
最近、副業やフリーランスを目指す人が増えていますが、「稼ぐために開業するならやめておけ」と伝えたいです。どうしてもやりたいことがあるなら挑戦する価値はありますが、フリーランスは泥水をすすりながら生きる覚悟が必要です。
お金だけを求めるなら会社員の方が幸せかもしれません。それでも僕はこの生き方を選び、続けていきたいと思っています。10年目、20年目にはどう思っているか分かりませんが、今はただ、長く続けていきたいと願っています。