リテイクを減らし円滑に仕事を進めるには【説明力と思いやりが超重要】

コラム








どうも、ひろろんです。
普段は楽曲提供やミックスなどの案件を頂いてます。

何曲も作業しているとやはり待ち構えているのは『リテイク(やり直し)』作業です。
リテイクが好きな人は居ないと思います(もちろん僕も)
どうやったらリテイクを減らしお互い円滑に完成まで導けるか、更にリテイク依頼する場合どうすればいいか。双方が幸せになれるように考えてみました。

 

お互いのイメージの共有は納得するまでやる

リテイクを減らしてお互い円滑に仕事を進めるためにどうするか、結論から言うと

最初の構想段階での完成イメージの共有。”すり合わせ”が大事です。

ここを疎かにすると確実に修正点が増えたり、最悪の場合は作ったモノを一度ボツにし、0から製作をスタートしなければいけません。

 

依頼者
依頼をお願いします。完成品は〇〇みたいな感じで
提供者
〇〇みたいな感じですね、わかりました!
(〇〇はこういうイメージだよな)
依頼者
宜しくお願いします!(あれだけでちゃんと伝わったのかな…?)
提供者
完成しました、いかがでしょうか?
依頼者
…すみません、〇〇みたいな感じでお願いしたんですが、、、
提供者
え!?(〇〇と言われたのに・・・)

 

こうならない為にも、最初の段階でのイメージ共有は超重要です。
ではどうやったらお互いに納得できるモノができるか、提供者、依頼者側の2つに分けてお話します。

提供者:相手の目線まで下げて話し合いましょう

僕がよく最初のイメージ共有、構想段階で気をつけているポイントがこちら

・相手が分かるように専門用語は使わない

・提案する場合は選択肢を増やさず”導く”ようにする

・既存のモノをサンプル、リファレンスにする

・自分の過去作を見せる(実績が必要)

 

相手が分かるように専門用語は使わない

音楽家同士の話し合いならいくらでも専門用語を使えますが、依頼者は全くの未経験者が殆どです。
相手の目線まで下げ、なるべく解りやすい言葉を選んで説明しましょう。

 

提案する場合は選択肢を増やさず”導く”ようにする

「僕は〇〇もできますし△△も◇◇もできます!さあどれにしますか?」
これだと選択肢をただ増やしてるだけで相手を混乱させてしまいます。
何個か選択肢がある場合は・・・

「〇〇もできますし△△も◇◇もできます。けど今回の案件の場合は△△が合っていると思いますがどうでしょう」

自分の提案意見を一つ入れるだけで相手の悩みもスムーズに解決へと繋がります。
相手を解決へ『導く』ように説明できるようにしておきましょう。

 

既存のモノをサンプル、リファレンスにする

言葉での説明だけでは難しい場合があります。(特に音楽やイラストなど)
僕の場合はYoutubeから既存アーティストの曲でイメージが似ているモノを探し、共有するようにしています。
言葉で伝えるのが難しいと感じたらどんどん活用しましょう。

 

自分の過去作を見せる(実績が必要)

すこし実績が必要になりますが、自分の成果物、ストック、過去作でイメージに似ているモノがあればサンプルとして提案に追加していいと思います。

作品を自慢する訳ではなく、自分ができる表現幅も提示できるのでオススメです。

 

依頼者:リテイク依頼を出す際に気つける点

次は依頼者がリテイク提出で気をつけるべきを部分を書き出してみました。

・箇条書きで説明する

・明確に記載する

・修正点は1度にまとめて記載する

・悪い点だけでなく良い点も挙げる

 

箇条書きで説明する

修正箇所や思ったことを長文で書いても混乱してしまいます。リテイクする側はその長い文章から「どこを直すのか」読み取り作業が必要になり、場合によっては食い違いが起きてしまいます。
「直して欲しい点」を整理し、箇条書きで書くだけで相手の理解度はグッと上がります。

 

明確に記載する

抽象的にフワっとしたリテイク内容だと相手を困らせてしまいます。
例えばですが「Aメロのこのフレーズを・・・」「〇〇分(曲時間)の箇所を・・・」など明確にした方が作業時間も短縮されて再提出までが早くなります。

 

1度にまとめて記載する

1度目のリテイク後に「やっぱりここも・・・」「あとここも・・・」はNGです。
多少時間を掛けても1度にまとめてリテイク箇所を記載ましょう。

 

悪い点だけでなく良い点も挙げる

コミニケーション的な部分ですが、悪い点(修正点)ばかり挙げてしまうと「提出物の全体が悪かったのでは?」と相手のモチベーションを下げてしまう場合があります。
例ですが「全体的にすごく良かったので、この〇〇も直ると更に良くなると思います!」と言われた方が相手は気持ちよくリテイクできますよね。
その一言を添えるだけでみんながハッピーになれます。

 

まとめ

以上をまとめると、、、

・構想段階でのイメージの共有は重要

・双方の説明力が大事

・相手を思いやる気持ちを大切に

リテイクはお互いの時間を割いてしまうのとそれなりにエネルギーを使う作業です。
なるべく減らしてお互い納得できるモノが完成できるよう、思いやりを大事にしましょう。

 

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