都内にとどまらず地方も含めまだまだ年内は同人イベントがたくさん行われます。
これから同人イベントに参加してみたい!という方も中にはいるでしょう。
しかしCDってどうやって作るの?プレス会社はどこがいいの?と疑問だらけ。
イベントに参加するにも音源、頒布物が無ければ始まらない!
という事で今回はCD入稿について簡単に紹介したいと思います!
プレスCD会社を選ぼう
コストが掛からない手焼きCDにする方法もありますが、しっかりした包装、ジャケットクオリティでリスナー様にお届けするならプレスCDがオススメです。
余談ですがキャラメル包装(CDに施されているラッピング)は重要です。みなさんも買ったばかりの未開封CDを開ける時ドキドキしませんか?
CDプレスで検索すると会社によって海外発注か国内発注かでプレス料金、納期、等々違いが出てきます。
因に僕がネットで調べた大よその料金は…
※海外プレス ジュエルケース(市販のアルバムCD)100枚の場合
4ページジャケット仕様…5〜6万
6ページジャケット仕様…6〜7万
8ページジャケット仕様…6〜8万
12ページジャケット仕様…8〜9万
このように歌詞カードのページ数が増える度料金が上がります。
また海外プレスは国内プレスより安いですが、規定があったり納期に時間がかかるというデメリットもあります。
いろいろ検索して自分に合った料金、納期の会社を探してみましょう。
困った時は好きなサークルさんや作家さんが利用してるプレス会社を聞いてみるのもアリかも
CD構想、予算を決める
発注するプレス会社を決めたら次はどんなCDにするか、ジャケットをどうするか、何曲入りにするか…
色々構想があると思いますがそれを踏まえて制作全体の予算を決めましょう。
※CD製作の予算例
ボーカル依頼…1万
イラスト依頼…2万
CDプレス…7万
トータル10万
その他にもおまけグッズや広告ポスターを作る場合もあるかもしれませんね、細か~く考えておきましょう。
制作スケジュールを立てよう
今回の記事で一番重要な点かもしれません。
参加イベントの日程を逆算して、いつまでにCDが完成すれば良いか、いつまでに入稿すれば大丈夫か…などなど
他のクリエイターさんに依頼する場合はなるべく負担がかからないような納期を設定してあげましょう。
あとイベントギリギリにCD完成は恐ろしいのでなるべく避けましょうね(経験談)
よく入稿締め切りに追われてるサークル作家さんを見かけますが…そういう事ですね
余裕を持って作品づくりが出来るよう、スケジュールはしっかり立てましょう。
入稿に必要なデータを準備
入稿するにあたって、以下のデータが必要になります。
マスターCDもしくはDDPデータ
マスターCD…マスター、つまりこのCDに収録されてる曲がプレスコピーされ、完成品CDになるわけです。収録トラック順ミスなんて無いように最終チェックしましょう。
DDPデータ…簡単に言えばマスターCDをデータにまとめたモノ です。
最近では殆どのプレス会社がDDP入稿に対応していると思われます。
最近ではDDPデータを作る機能が付属しているDAWが増えてきています。(Studio Oneなど)
ジャケットデータAiもしくはPsで作ろう
Ai形式⇒Adobe Illustratorで作成したファイル名。
Ps形式⇒Adobe Photoshopで作成したファイル名。
注意して欲しいのが、殆どのプレス会社の入稿方法はどちらかのファイルでなければ受け付けてません。
プレス会社のホームページからジャケットテンプレートデータをダウンロードできますので、ジャケット依頼をする際はイラストレーターさんにお渡しし確認してもらいましょう。
いざ、データ入稿
あれ、入稿したのになかなか連絡が来ないぞ…?
…そうです、プレス会社によっては土日祝日がお休みの場所が殆ど。
そしてデータ確認も1、2日かかる場合があります。
プレス会社「確認完了したので海外のプレス工場へデータを送ります」
へ?まだ工場に送られたわけじゃないの?
結構勘違いされている方も多いと思われます(僕もそうでした)
入稿が終わってからデータ検品されそれから工場にデータが送られ作業に入ります。
つまりプレス会社の「◯◯営業日!」とありますが、あれはデータが工場に届いて作業開始からの日数なのです。
正直、◯◯営業日は目安として計算した方がいいです。
その辺り勘違いしてタイトなスケジュールにしてしまうと完成が間に合わないなんて事もあり得るでしょう。マジで気をつけましょう、、、
CDが完成!一応中身もチェック
CD完成!自宅、または会場に完成CDが送られてきます。
早速中身を開けてチェックしましょう~
以上がCD完成までの流れです
記事を読んでいただけたら分かるとおりスケジュール管理がかなり重要です。
「CD作りってなかなかお金かかるしハードル高いなー」
と思った方もいるかも知れません。
それでも自分が1から構想し誰かと協力して作品が完成した時の感動は普段なかなか味わう事が出来ないと思います。
更に自分たちの作品をリスナー様が手に取り、聴いて貰えた時や感想なんて貰えた時はめちゃくちゃ嬉しいので皆さんも是非創作に力を注いでみてはいかがでしょうか。